キティウォーク ー天井内簡易足場設置金具ー
足場が無い天井内での安全な作業に
天井下地を利用して足場を設置し、天井内作業の危険を低減
既存重要建築物の非構造部材の耐震工事や設備の取替工事等で休日・夜間、場合によっては建物の使用中に部分的な施工をする計画が多くなっています。
そのような工事でキャットウォーク等の足場が無く天井内で作業が必要な場合に、キティウォークを使用することで天井下地に直接負担をかけずに足場板を設置することが可能です。
天井内簡易足場設置金具 キティウォークの特徴
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足場板を直接天井下地に置かない為、天井下地への影響を抑えることが出来ます。 |
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野縁受けと平行・直交の両方向に足場板を設置することが出来ます。 |
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野縁受とほぼ同レベルに足場板を設置することが出来るため、作業者が天井内で危険な下向き作業の体勢になりにくいです。 |
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改修作業時の足場金具としてだけでなく、新築時に取付けしておくことで必要に応じて簡易的なキャットウォークとして活用することも可能です。 |
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キティウォークをハンガー部に取付け後、BBクリッパーで固定することでキティウォークの外れ・浮き上りを防止します。 |
※重大な事故等につながる恐れがありますので、必ず下記の「キティウォークご使用上の注意事項」をご確認
の上、そちらに従ってご使用ください。
動 画
「キティウォーク」をご紹介しています。
キティウォークご使用上の注意事項
はじめに
- 施工にあたっては労働安全衛生規則改正(平成27年7月1日)による、足場からの墜落防止措置強化を遵守してください。
現場について
- キティウォーク 1箇所にかかる作業員重量・材料重量・足場板重量等の総重量は1KN以下でご使用ください。
- キティウォークを取付ける吊材に溶接繋ぎ等がないことや、吊材・吊元(インサート、アンカー、LGフック金具、デッキ用吊金具、全ねじ等)が2.5KN以上の引抜き耐力があることを確認してからご使用ください。
※墜落事故につながる可能性があります。必ずご確認ください。
- 吊ボルトが垂直に施工されていることをご確認ください。
- ハンガーに取付けされているナットが強固に固定されているか(緩みが無いか、損傷が無いか、腐食が無いか、ねじ山の余長が十分か)ご確認の上ご使用ください。
- 野縁受けピッチ、同一野縁受け上の吊ピッチ(ハンガーのピッチ)が、それぞれ1,000㎜ピッチ以下でご使用ください。
取付けについて
- キティウォークは、全ねじW3/8専用です。
- ハンガーの形状等によってはキティウォークが取付け出来ない場合もありますので、先にご確認ください。
- 足場板に交差するハンガー全箇所にキティウォークを取付けしてください。
- キティウォーク取付け後、必ずBBクリッパーをキティウォークと隙間の無いように吊ボルトに強固に固定してください。
- 角パイプの両端はキティウォークから100㎜以上出すようにしてください。
- 角パイプはキティウォーク附属のボルトで強固に固定してください。
- 足場板1枚に対して最低でも2点以上の支持を取ってください(キティウォーク4個、角パイプ2本以上)。
- 角パイプ、足場板、足場板用固定バンド等は別途ご用意ください。
- 必ず、ご使用される足場板メーカーの注意事項・使用荷重をご確認の上、そちらを守ってご使用ください。
- キティウォークにご使用していただく角パイプサイズは20㎜×40㎜で、厚みは1.6㎜以上のものをご使用ください。
- 足場板を取付けする時に、跳ね出し部分は100㎜以上200㎜以下にしてください。
- 高所作業で使用する場合は、足場板を2枚以上並べて足場板用固定バンドで強固に角パイプに固定して下さい。この際、足場板同士の隙間は30㎜以下にしてください。
- 足場板を長手方向に重ねて使用する場合は、必ず角パイプ上で200㎜以上重ねて、足場板用固定バンドで角パイプに強固に固定してください。
作業時について
- 墜落等の危険がありますので、足場板の跳ね出し部分には乗ったり手をかけたりしないでください。
- 足場板以外の天井下地には直接乗らないでください。
- 作業中に衝撃が加わった場合は、使用を中断し各箇所に損傷等が無いことを確認してから作業を再開してください。
- 作業される方はもちろん、材料・工具などの落下に対して十分な対策とって作業を行ってください。
工事後について
- 工事後は足場板、角パイプ、BBクリッパー、キティウォーク等を取り外してください。工事後も設置しておく場合は落下の危険性や、重量等で問題が無いかをご確認ください。
本製品は作業の危険を低減させるための製品になります。完全な安全対策ではないため、製品の趣旨をご理解していただき適切なご使用をお願いいたします。
特に高所作業を行う場合は、必要に応じて親綱を張って安全帯(命綱)をかける、手すりの設置、落下防止ネットの設置他、複数の安全対策を併用してご使用ください。
●安全にご使用いただくため予告なく内容を変更することがありますので、予めご了承ください。
●記載の注意事項は2017年11月現在のものです。