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天井落下対策(落下防止措置)と耐震の違い・天井落下のリスク

1. 天井落下対策(落下防止措置)と耐震の違い

よく混同されがちですが、天井落下対策と耐震は少し異なります。

 耐震とは・・・地震等の揺れに対して、耐えられるように補強すること
  例: 震度6までとか、2200gal までといった強度で保証するものになります。

 落下防止措置とは・・・地震等の揺れによって、天井が落下してくることを防ぐこと
  例: 平米15kg といった重さの落下物を確実に受け止めるものになります。

つまり、壊れることを防ぐのが耐震であり、壊れてしまったものが落下するのを防ぐのが天井落下対策です。
どちらかしていればよいということではなく、双方の特徴を理解してバランスよく対策を検討することが必要となります。




2. 天井落下のリスクと行政の動き

既存天井落下リスク

建物の多くが上記のようなつり天井です

天井裏には空調、照明、換気などの設備や配管があり、これらの性能を維持し守っているという構造がつり天井です。
「つり天井」は、天井裏のコンクリート部に金属製のボルトを装着し、部材を骨組にして天井ボードで表面を覆っています。


地震等が起きると、振動により既存のボルトやハンガー等が揺れ、部材同士が接触したり、通常とは異なる力が様々な箇所で働き、下記のようなリスクが発生します。

地震等によるつり天井のリスク

 吊ボルトの破断、座屈
 クリップの爪開き、破断
 ボードのビス抜け
 アンカーの抜け
 ハンガーの爪開き、破断
 設備との衝突

● 崩落が起こった際の、Mバーで連結された他のボードの連鎖落下

つり天井のリスク

これらのリスクは耐震措置だけではカバーすることが難しいため、「天井が落下しない」とは言い切れず、天井構造を理解した上での落下防止対策を施すことが重要であると考えられます。


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